文献詳細
特集 合成エストロゲンの生物学と臨床
文献概要
I.緒言
現今臨床上に応用されて居る卵胞「ホルモン」は天然品(妊婦或は妊馬等の尿から抽出されたもの),合成品で,従来卵胞「ホルモン」として治療界に提供されて居るSterine系の天然Estro-gen並びにStilben系の合成Estrogen等とは全く異つた化学構造を有する新合成物質であるMe-thallenestrilに就いて動物実験を試みたのでその成績を報告する。
Methallenestril(以下M.S.と省略す)の化学構造式はでNaphtaleinの誘導物質であり,Courrier,Horeau,及びJacques,等の研究に依り非常に強力なEstrogen作用を有することが明らかとなつたものである。本剤は「バレストリール」の市販名で本邦に於いても発売使用されつゝある。
現今臨床上に応用されて居る卵胞「ホルモン」は天然品(妊婦或は妊馬等の尿から抽出されたもの),合成品で,従来卵胞「ホルモン」として治療界に提供されて居るSterine系の天然Estro-gen並びにStilben系の合成Estrogen等とは全く異つた化学構造を有する新合成物質であるMe-thallenestrilに就いて動物実験を試みたのでその成績を報告する。
Methallenestril(以下M.S.と省略す)の化学構造式はでNaphtaleinの誘導物質であり,Courrier,Horeau,及びJacques,等の研究に依り非常に強力なEstrogen作用を有することが明らかとなつたものである。本剤は「バレストリール」の市販名で本邦に於いても発売使用されつゝある。
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