文献詳細
原著
文献概要
1.緒言
回転照射法では病巣に限局して極めて大量を照射するから,照射前に病巣の大さ,形,範囲等を正確に知悉しておくことが必要不可欠の条件であり,更に可能ならば照射さるべき病巣を何等かの方法で標識して照射中も線錐の病巣合心を確めることが希ましい。然るに子宮頸癌経皮照射に於て最も重要な対象である子宮旁結合織,リンパ節を標識することは従来全く不可能とされて居り,之が回転照射法を子宮頸癌に応用する場合の難点の1つであつた。
吾々はこの問題を解決せんとして種々研究の結果次の如き比較的簡単な方法でその造影に成功した。得られた影像の意義に関しては,なお検討の余地があると思われるが今回はまずその方法,及び2,3の写真を発表して諸兄の批判を仰ぎたい。(なお詳細は新村により原著として発表の予定である)
回転照射法では病巣に限局して極めて大量を照射するから,照射前に病巣の大さ,形,範囲等を正確に知悉しておくことが必要不可欠の条件であり,更に可能ならば照射さるべき病巣を何等かの方法で標識して照射中も線錐の病巣合心を確めることが希ましい。然るに子宮頸癌経皮照射に於て最も重要な対象である子宮旁結合織,リンパ節を標識することは従来全く不可能とされて居り,之が回転照射法を子宮頸癌に応用する場合の難点の1つであつた。
吾々はこの問題を解決せんとして種々研究の結果次の如き比較的簡単な方法でその造影に成功した。得られた影像の意義に関しては,なお検討の余地があると思われるが今回はまずその方法,及び2,3の写真を発表して諸兄の批判を仰ぎたい。(なお詳細は新村により原著として発表の予定である)
掲載誌情報