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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科10巻5号

1956年05月発行

文献概要

綜説

臨床的子宮収縮測定法(その1)

著者: 須田実1 加来道隆2

所属機関: 1愛育研究所母性保健部 2熊本大学

ページ範囲:P.313 - P.316

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緒言
 妊娠,分娩時の子宮収縮に関する研究は,子宮收縮力を客観的に表現し,或いはその曲線的記録を試みんとする努力と共に,過去約100年に亘つて多くの産科医並びに生理学者達によつて続けられて来た。然るに陣痛の生理的機能並びに娩出力,及び異常陣痛の病理等に関しては,今日尚未解決の幾多の諸問題が山積し,単に子宮収縮力の測定のみをもつて解決し得るとは考えられないが,分娩機能を論じ,陣痛と娩出力との関係或いは諸種薬物,就中陣痛促進剤或いは麻酔剤の効果の検討等を行わんがためには,欠くべからざる方途の一つと云えよう。以下臨床的子宮収縮測定法(非妊及び産褥子宮は除く)に関し概説してみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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