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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科10巻8号

1956年08月発行

綜説

子宮内膜症の分類,発生起因及び治療法に就いて

著者: 彦坂恭之助1 蘒原廣光1 荘進1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.533 - P.541

文献概要

緒言
 子宮内膜又は子宮内膜類似の組織が,生理的部位である子宮腔内面以外のところに増殖した状態を子宮内膜症と総称する。子宮,附属器等の性器の外に腹膜,膀胱,腸管等にも発生する。子宮体部に於ては必ず筋繊維,結合織繊維の増殖を伴うが,その他の部では必ずしもそうではなく,内膜様組織のみのこともある。
 子宮内膜症について興味あることは,その組織由来乃至発生起因であり,従来この点について多数の業績があり略,解明されたと考えられるが,尚不明なところも残されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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