icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻1号

1957年01月発行

特集 クロールプロマジン

クロールプロマジンによる婦人自律神経症の治験

著者: 安井志郎1

所属機関: 1国立熱海病院産婦人科

ページ範囲:P.29 - P.32

文献概要

 器質的な変化がなく,自律神経障碍によると考えられる症状を主訴とする患者にしばしば遭遇するが,これは更年期又は去勢婦人以外にも多く,多腺性障害・自律神経内分泌性症状群・婦人自律神経症・血の道症1)・婦人神経症14)等と称され,Taylor13)の云う骨盤鬱血症(Pelvic congestion)の大部分も本症であろうといわれている6)
 その名称の多様な点からも窺われるように,本体及び原因は不明な点が多く,治療面では決定的な方法が確立されず,塩酸プロカイン静注法1)3)7)11)・ホルモン療法(エストロゲン・ボセルモン等)・臓器療法・鎮静剤・神経叢剔除法等多種多様な方法が行われている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら