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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻1号

1957年01月発行

特集 クロールプロマジン

産婦人科手術時における強化麻酔の検討

著者: 斉藤幹1 寺門運雄1 山上徳司1 尾崎純弘1 本阿弥省三1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.33 - P.41

文献概要

まえがき
 Laborit等により自律神経遮断剤を使用する人工冬眠が発表実施されて以来,その適応範囲の広いこと,著明な鎮痛作用,抗痙攣作用,嘔吐阻止作用を有すること,手術等の生体に対する侵襲を軽減できること等の利点より,この方法は広く一般に用いられるようになり,産婦人科領域に於いてもその紹介,追試が多数行われ,悪阻の治療,手術麻酔,無痛分娩,早産児保育,妊娠中毒症の治療等各方面にその効果の優秀なことが報告されている。
 われわれもクロールプロマヂン(以下CPと略記す)を主体とする自律神経遮断剤を使用しての手術時麻酔につき産婦人科領域において少数例であるが経験を重ねたので以下その効果について報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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