文献詳細
症例研究
文献概要
緒言
子宮筋腫の大部分は子宮体部に発生し,頚部殊に子宮腟部に発生するものは極めて稀である。1778年Smellieがはじめて報告してよりVorbeck(23例),Kolb (29例),Gueissatz (101例)その他により報告並びに文献的考察がなされており,本邦でも既に60例余が数えられ,中60例は伊藤により統計的観察も行われているが,その発生は全子宮筋腫の僅か1%以下にすぎない。私は最近当科において,子宮腟部前唇より発生した小手挙大の1例を経験したので,ここに追加報告する。
子宮筋腫の大部分は子宮体部に発生し,頚部殊に子宮腟部に発生するものは極めて稀である。1778年Smellieがはじめて報告してよりVorbeck(23例),Kolb (29例),Gueissatz (101例)その他により報告並びに文献的考察がなされており,本邦でも既に60例余が数えられ,中60例は伊藤により統計的観察も行われているが,その発生は全子宮筋腫の僅か1%以下にすぎない。私は最近当科において,子宮腟部前唇より発生した小手挙大の1例を経験したので,ここに追加報告する。
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