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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻10号

1957年10月発行

文献概要

症例研究

自然分娩に於ける臍帯断裂の1例

著者: 柳瀬恒範1

所属機関: 1三重県立医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.681 - P.685

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緒言
 分娩時に於ける臍帯の断裂は墜落分娩,或は手術分娩の時に見られ,自然分娩には甚だ稀とされて居ります。Forsellは14,639例の自然分娩中,臍帯断裂を来したものは僅か2例に過ぎないと報告しています。本教室に於いてもこの症例を経験致し,又この上に母親が,妊娠肝炎を合併して,分娩後に子宮弛緩症による出血を来し,新生児も出生後Sclerema oedematosumで死亡する等,興味ある経過をたどった1例を報告致します。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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