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症例研究
臍帯過度捻転によると思われる子宮内胎児死亡の1例
著者: 岡田和親1
所属機関: 1市立大町病院 産婦人科
ページ範囲:P.694 - P.696
文献購入ページに移動緒言
臍帯の過度捻転による子宮内胎児死亡については,1838年D'Outrepontが始めてその症例を報告し,本邦に於ては1917年菅野の報告以来石塚(1952)迄僅か10数例に過ぎず,その後国富,肥後,三原,藤田,赤岡等及び小平等の報告を見るのみである。最近私も臍帯の過度捻転が原因と思われる子宮内胎児死亡例に遭遇したのでここに報告する。
臍帯の過度捻転による子宮内胎児死亡については,1838年D'Outrepontが始めてその症例を報告し,本邦に於ては1917年菅野の報告以来石塚(1952)迄僅か10数例に過ぎず,その後国富,肥後,三原,藤田,赤岡等及び小平等の報告を見るのみである。最近私も臍帯の過度捻転が原因と思われる子宮内胎児死亡例に遭遇したのでここに報告する。
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