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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻12号

1957年12月発行

手術・手技・麻醉

妊娠中期に於ける人工中絶及び腟式卵管不妊術に就いて

著者: 藤原敏郎1

所属機関: 1神鋼病院産婦人科

ページ範囲:P.887 - P.889

文献概要

 人工妊娠中絶と同時に卵管結紮術を実施する場合,現在では事情の許す限りは腟式で行うのが常道と考える。そしてこの際一様に苦心するのは開腹そのものよりも開腹後卵管を見付け出す操作に就いてであり,殊に妊娠が4ヵ月以上所謂中期に進んだときには尚更である。屋上屋を重ねることになるかも知れないが,次に私が妊娠中期人工中絶及び卵管結紮に際して不断実施している方法を述べて諸賢の御批判を仰ぎたい。
 私は癒着其の他特別な事情の無い限りは先ず腟式子宮下部横切開術を行い,次いで腟式卵管結紮術を行つている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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