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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻13号

1957年12月発行

特集 麻酔の進歩

ガス麻酔器の構造と使用法—共通の構造原理と各製造会社の麻醉器の構造及び使用上の特長及び優劣

著者: 藤田昌雄1

所属機関: 1京都大学麻酔科

ページ範囲:P.967 - P.976

文献概要

 麻酔学実施上の特殊性として誰しもが感ずることは,麻酔中の患者の安全性が麻酔医の熟練及び適切な判断によるほか,麻酔器及び其の附属品が完全に機能を発揮するか否かが直ちに患者の生死を左右すると云ふことである。故に麻酔医は麻酔器の性能及び特徴に通暁し,且それを患者の状態或は手術の方法等に応じて適当に使い分けることが麻酔の安全性の第一条件である。
 現在本邦に於いて用いられている麻酔器は,輸入品では米国製のForegger, Heidbrink, Mc-Kessn,英国製のBoyle(British Oxygen Co.)独乙製のDräger,スエーデン製のAGA等があり,わが国でも建部青州堂,市河思誠堂,泉工社等で作つているが,概してHeidbrink, Dräger等と原則的に変りはない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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