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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻13号

1957年12月発行

特集 麻酔の進歩

麻醉とPoor Risk(小児,老人の麻醉を含む)

著者: 天野道之助1 山本道雄1

所属機関: 1慶応大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.1018 - P.1024

文献概要

Ⅰ.Riskの意義,及びPoor Riskを形成する因子
 Riskとは,「危険」或いは 「危険を賭して行う」という意味である。
 麻酔に於けるPoor Riskとは,特に偶発症が起りやすく,患者の予後不良を考えさせられる状態である。即ち,高血圧や心臓疾患等の循環系合併症,肺気腫,喘息等の呼吸系合併症,或いは消化系,内分泌系等の,所謂,術前合併症の存在が問題であり,手術浸襲の程度,即ち心臓の手術,大血管の手術や,肺の手術等も重要である。この二つの因子が,患者の予後を判断する上に重要と考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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