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文献概要
原著
婦人科領域における男女性混合ホルモン剤の使用経験
著者: 唐沢陽介1 鈴木博1
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.144 - P.147
文献購入ページに移動I.緒言
最近の内分泌学の進歩に伴い,産婦人科学の臨床にあつても,ホルモン製剤の使用法が次第に合理化され,Estrogen, Progesterone, Androgen等の相互作用の研究の成果は,これ等ホルモンの単独使用にまさるいくつかの混合製剤を生み出した。これは生体内におけるホルモンの作用が,常にいくつかのものゝ共同作用として営まれると云う観点に基いて,葉剤の投与方法を生理的且つ有効なものにしようとする努力の現われとも云うことが出来よう。
余等もEstrogenとAndrogenとの混合製剤を使用して各種婦人科疾患の治療を行つたので,その概略を報告する。
最近の内分泌学の進歩に伴い,産婦人科学の臨床にあつても,ホルモン製剤の使用法が次第に合理化され,Estrogen, Progesterone, Androgen等の相互作用の研究の成果は,これ等ホルモンの単独使用にまさるいくつかの混合製剤を生み出した。これは生体内におけるホルモンの作用が,常にいくつかのものゝ共同作用として営まれると云う観点に基いて,葉剤の投与方法を生理的且つ有効なものにしようとする努力の現われとも云うことが出来よう。
余等もEstrogenとAndrogenとの混合製剤を使用して各種婦人科疾患の治療を行つたので,その概略を報告する。
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