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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻4号

1957年04月発行

文献概要

原著

最近の淋菌ペニシリン耐性度とその治療成績に就いて

著者: 藤田和彦1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院産婦人科教室

ページ範囲:P.233 - P.236

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緒言
 最近各種抗菌物質の治療に於いて次第に耐性菌株の増加に依り治療の困難さが報告されている。淋疾に於いても絶対的の治療薬であつたペニシリンも,近年急速に効果が減退し,淋菌の中には数百万単位のペニシリン投与にもなお生存を続け,ペニシリン耐性を獲得した菌が多くなつたといつている。併し著者は日常女子淋疾治療に従事して真のペニシリン抵抗性と思われるものを経験したことがないので,川崎市の業態婦から淋菌を培養して,そのペニシリン耐性度を測定し,あわせて治療成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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