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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻5号

1957年05月発行

原著

子宮頸癌治療後発生した膀胱腟瘻について

著者: 宿輪亮三1

所属機関: 1長崎大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.301 - P.304

文献概要

1.緒言
 近時,子宮頸癌治療法は根治手術々式にしても,或いは放射線療法にしても長足の進歩を遂げており,治療後に膀胱腟瘻を発生することが減少しているのは一般に認められている所である。
 然しながら手術に際して,膀胱の剥離操作によつて局部的に膀胱壁の菲薄化を来たした後,或いはラヂウム治療を始めてから,かなり長期間を経過した後に発生する膀胱腟瘻は今尚あとを絶たぬ不愉快な治療後合併症の一つである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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