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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻6号

1957年06月発行

文献概要

実験と理論

Estrogenの乳腺作用に関する2,3の実験

著者: 鑓田進一1 星野一正1 寿田鳳輔1 本阿弥省三1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.423 - P.432

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まえがき
 乳腺発育機序に関する研究は19世紀以来種々行われ,乳腺発育に内分泌の働きが不可欠である事には異論はない。
 而して一般に哺乳動物の乳腺の発育にはestro-genとprogesteroneとの適当な比率による協力作用が必要であるとされているが,一方estrogenの単独作用によつても亦乳腺の発育が促進される事も認められている。estrogen単独作用ではその効果が一律でないとされて居り,それは使用するestrogenの量や投与期間のみならず動物の種属的差異も重要な因子であると考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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