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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻8号

1957年08月発行

文献概要

原著

妊娠に合併せる白血病について

著者: 今尾孝1 井口孝伸1 名取光博1 戸島博文1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院産科婦人科

ページ範囲:P.553 - P.559

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緒論
 妊産婦に合併する諸疾患を早期に発見し,これに対する予防並びに適切なる治療を施し,母児の生命を救助することは産科医本来の任務と考える。
 従来産科方面では産科的諸疾患から母体を救うべく第一義的な努力を傾注して来たのであるが,近年に至つては母体は勿論のこと,児を如何にして救うか,更に従来分娩を断念しなければならなかった妊娠時の諸合併症について,母児共に救うことが出来る様に努力されるべきである。此の問題に関連して近来に於ける抗生物質の発見,消毒剤の進歩,輸血及び輸液更には麻酔に対する種々なる研究は産科領域における斯る諸問題を解決しつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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