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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻8号

1957年08月発行

文献概要

診療室

腟式手術の術後疼痛に使用せる肛門坐薬Ircodinの効果

著者: 高邑昌輔1

所属機関: 1国立金沢病院産婦人科

ページ範囲:P.565 - P.570

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 IrcodinはIrgapyrinの鎮痛作用から誘導されたものでIrgapyrinの成分であるButazolidinとAminopyrinに燐酸コデイン及びMedominが配合されて出来ておりAminopyrin及びButazoli-dinが各々相協力して中枢鎮静的に作用する上Codeinの向大脳皮質性抑制作用並びにMedominの鎮静,催眠作用が此に加つてその鎮痛効果は綜合的に高められる。更に其の綜合的効果の持続性はButazolidinが他剤の排泄を遷延せしめる事実から一層高まることが確められている。
 今回私は藤沢薬品製Ircodin(スイス,ガイギー社提携品)を腟式手術の術後疼痛に使用して良好なる効果を得たのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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