icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科11巻9号

1957年09月発行

文献概要

病例研究

移植卵巣の嚢腫形成例に就いて

著者: 瀬尾芳寛1

所属機関: 1日立製作所多賀病院産婦人科

ページ範囲:P.631 - P.633

文献購入ページに移動
緒言
 若年者乃至成熟期にある婦人の性器疾患,殊に両側性附属器疾患に遭遇し,両側卵巣を剔除した場合,正常卵巣組織の一部を自家移植する事は欠落症状予防の一方法として効果的なものと確認されている。
 この様な目的を以て移植した卵巣が,術後1年を経て鵞卵大に腫大し,疼痛著明,且つ多量の子宮出血を伴い,剔除せざるを得なかつた1例に遭遇したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?