icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻1号

1958年01月発行

臨床研究

産婦人科領域に於ける流血酸素量の連続測定に関する研究—第3編 妊娠・分娩・産褥時に於ける流血酸素量の連続測定に関する研究

著者: 中尾昭1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院分院産婦人科

ページ範囲:P.13 - P.22

文献概要

第1章 緒言
 妊娠,分娩,産褥時に於ける流血酸素量の連続測定は,此等一連の生理的現象の解明に不可欠の課題であるに不拘,従来此種研究は測定方法の不備のため殆んど行われておらず,僅かに断片的な静脈血酸素量の測定成績よりその消長を推測していたに過ぎなかつた。依つて私は本編に於いては第1編既述の試作Ear Oximeterを使用し,正常並びに異常妊娠時に於ける流血酸素量を測定すると共に,分娩,産褥時のそれをも併せ測定し,更に産科手術による流血酸素量の変動をも測定し,妊娠,分娩,産褥時の生理並びに病態生理の解明に資すべき幾多の新知見を得たので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら