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実験研究
発情ホルモン性マウス子宮内膜増殖に対する抗腫瘍性物質の影響
著者: 高田智1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.886 - P.896
文献購入ページに移動緒言
発情ホルモン(Estrin,Estradiolまたはそれらのbenzoate ester)が長期間,連続的に作用すると,動物の子宮に病的増殖(子宮の異常肥大,線維腫形成,内膜の非定形的増生等)を惹起することは,多くの学者等の広範な研究によつて良く知られている。即ちラッテについてはZon-dek1),Selye,Thompson and Collip2),McEuen3),Grumbrecht4),Kaufmann and Steinkamm5),Korenchevsky and Hall6),Korenchevsky andDennison7)等,またマウスについては,Lacas-sagne8),Allen and Gardner9),Pfeiffer10),Loeb Suntzeff and Burns11),Suntzeff BurnsMoskop and Loeb12),家兎についてはZondek13),また印度猿についてはOverholser and Allen14),Engle and Smithl5),Hisaw and Lendrum16)等の実験がある。また子宮内膜の非定形的増生が,可逆性変化より不逆性変化に転じ,悪性腫瘍を発生するに到り得ることのあることをMc Euen17,Allen and Gardner等が報告している。
発情ホルモン(Estrin,Estradiolまたはそれらのbenzoate ester)が長期間,連続的に作用すると,動物の子宮に病的増殖(子宮の異常肥大,線維腫形成,内膜の非定形的増生等)を惹起することは,多くの学者等の広範な研究によつて良く知られている。即ちラッテについてはZon-dek1),Selye,Thompson and Collip2),McEuen3),Grumbrecht4),Kaufmann and Steinkamm5),Korenchevsky and Hall6),Korenchevsky andDennison7)等,またマウスについては,Lacas-sagne8),Allen and Gardner9),Pfeiffer10),Loeb Suntzeff and Burns11),Suntzeff BurnsMoskop and Loeb12),家兎についてはZondek13),また印度猿についてはOverholser and Allen14),Engle and Smithl5),Hisaw and Lendrum16)等の実験がある。また子宮内膜の非定形的増生が,可逆性変化より不逆性変化に転じ,悪性腫瘍を発生するに到り得ることのあることをMc Euen17,Allen and Gardner等が報告している。
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