icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻2号

1958年02月発行

特集 梅毒

妊婦梅毒の診断と治療とに関する2,3の問題

著者: 齊藤正実12

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2関東逓信病院産婦人科

ページ範囲:P.103 - P.107

文献概要

Ⅰ.はしがき
 妊娠梅毒は1)胎児への影響,2)限られた期間内に有効な治療を施さなければならぬこと,3)使用薬剤の副作用があらわれ易いこと,4)所謂不識梅毒が多いこと,5)ことに最近は潜伏,且つ陳旧梅毒が圧倒的に多いこと等の諸点で梅毒の臨床の中でも特殊な地位を占めている。
 妊婦梅毒の研究は古くより多数の学者により熱心に行われ,戦後のわが国では安井博士等の強力療法についての一連の報告1)−3),沢崎の研究4)−10)及び中島の宿題報告11)等が特に目立つている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら