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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻2号

1958年02月発行

臨床研究

婦人尿道の長さに就いて(第1報)

著者: 有馬敬典1

所属機関: 1高山赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.121 - P.123

文献概要

緒言
 婦人尿道は男子尿道に比べ解剖学的に簡単であり,その長さも短かく導尿は比較的容易な処置であるが,只分娩時に於いては導尿カテーテルを可成り深く挿入しなければ尿の流出をみない。古くZangenmeisterは妊娠中尿道は延長し特に分娩時にその程度は著しく8.75cmに達すると述べている。しかるに尿道は婦人科と泌尿器科との境界領域にあるためかその長さについての研究は少なく特に妊娠分娩時の尿道の長さに関する本邦における報告は見当らない。よつて私は本邦婦人について先ず非妊時の尿道の長さを測定し,これが妊娠,分娩,産褥時における変化について観察したので以下記述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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