icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻2号

1958年02月発行

文献概要

薬剤の臨床

新便秘治療剤強力ソルベン錠の産婦人科領域に於ける使用経験

著者: 内田孔平1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.144 - P.147

文献購入ページに移動
1.緒言
 便秘の治療に用いられる下剤には箆麻子油,センナ葉等の様に腸蠕動を亢進させて排便運動を起すもの,或いは塩類下剤の様に腸壁からの水分の吸収を妨げ,腸内容を増加して下痢を来すもの,及び流動パラフィン,寒天等,器械的下剤の様に腸壁を粘滑にし,腸内容を軟化して糞便の移動を容易ならしめるもの等に大別される。
 新便秘治療剤強力ソルベン錠はジオクチル,ソジウム,スルフォサクシネイトを主剤とするもので,水分を浸透させる非常に強い作用を有する。此の様な物理的作用を応用して腸管内の硬化便を適当な軟かさにして,自然な便通を齎らすものである。そして次の様な特徴を有するとされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?