icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻3号

1958年03月発行

臨床研究

泌乳と乳房の形態との関連に就いて

著者: 吉成勇1 村越惇七1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

緒言
 女子の乳腺は思春期に至つて発育を開始し,妊娠により急速に進行し妊娠末期にほぼ完成する。且つその乳汁の分泌は妊娠末期には,わずかの初乳を見るのみであるが,分娩により急激に多量の分泌を見るに至る。
 この発育の完成した乳房の形態は扁平なものから膨隆著るしいもの,更に下垂をともなつたもの迄種々の移行が認められる。古来,巷間「さしちち」は泌乳が良い,或いは「たれちち」は泌乳が悪い,等と云うととが云われ,この形態と泌乳とに関しあたかも関連があるかの如く言われていることは少くない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら