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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻4号

1958年04月発行

綜説

卵管の運動と卵受容機転

著者: 貴家寛而1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.237 - P.245

文献概要

1.はしがき
 現在の多くの一致した見解によれば,排卵された卵は卵管を経て子宮側に送られる途中,子宮を上昇した精子と遭遇し,卵管の中央部に於いて受精が行われると信ぜられている。従つて卵管の解剖学的並びにその機能約障碍は受胎率の低下を来たすことは当然である。
 解剖学的の障碍は卵管粘膜の癒着性の閉塞と卵管周囲の腹膜の癒着の結果起る卵管の屈曲によるその内腔の狭窄と同饋で,これらの癒着を起す原因は骨盤内の炎症性疾患とエンドメトリオージスと云われている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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