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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻4号

1958年04月発行

臨床研究

Jod-Caseinの泌乳並びに尿中Prolactinに及ぼす影響に就いて

著者: 吉成勇1 清水昭1 橋口精範1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.247 - P.252

文献概要

緒言
 著者等は甲状腺が乳汁分泌に対して間接的ながら或る程度の影響があること,即ち授乳ラッテに於いて甲状腺剔出は泌乳を抑制し,適量の甲状腺Hormonの投与はこれを或る程度恢復せしめ,且つこれ等は下垂体のProlactin含有量と関聯性のあることを既に報告している。
 一般に甲状腺Hormonを投与することにより乳汁の分泌量を増加させる試みは少くない。古くはHertozhe(1896)が牛に乾燥甲状腺を投与し乳汁分泌の増加を認めており,その後Robinson(1947a,1947b),Lelong(1950),Romani(1951)等は何れも産褥授乳婦人に甲状腺製剤を投与して同様泌乳増加を報告している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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