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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻4号

1958年04月発行

薬剤の臨床

冷え性に対するビタミンEの効果について

著者: 石井次男1 中村靖彦1

所属機関: 1信州大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.297 - P.300

文献概要

まえがき
 冷え性は婦人に相当の頻度にみられ,日常これに悩む者も少くない。その成因には複雑な要素が関係するのであろうが,血管運動神径の機能障碍による局所の血行障碍が主な原因と考えられている。一方,ビタミンEは古くから内分泌腺と受孕に関係あるビタミンとして知られ,最近では血管系に作用してその正常化を促進すると共に,自律神径にも作用して血管の攣縮を緩解し血行を促すことが明らかにされている。
 筆者等は少数例についてゞはあるが冷え性の実体を調べ,また本症婦人にビタミンEを投与して比較的良好な効果を認めたので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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