文献詳細
薬剤の臨床
文献概要
まえがき
冷え性は婦人に相当の頻度にみられ,日常これに悩む者も少くない。その成因には複雑な要素が関係するのであろうが,血管運動神径の機能障碍による局所の血行障碍が主な原因と考えられている。一方,ビタミンEは古くから内分泌腺と受孕に関係あるビタミンとして知られ,最近では血管系に作用してその正常化を促進すると共に,自律神径にも作用して血管の攣縮を緩解し血行を促すことが明らかにされている。
筆者等は少数例についてゞはあるが冷え性の実体を調べ,また本症婦人にビタミンEを投与して比較的良好な効果を認めたので茲に報告する。
冷え性は婦人に相当の頻度にみられ,日常これに悩む者も少くない。その成因には複雑な要素が関係するのであろうが,血管運動神径の機能障碍による局所の血行障碍が主な原因と考えられている。一方,ビタミンEは古くから内分泌腺と受孕に関係あるビタミンとして知られ,最近では血管系に作用してその正常化を促進すると共に,自律神径にも作用して血管の攣縮を緩解し血行を促すことが明らかにされている。
筆者等は少数例についてゞはあるが冷え性の実体を調べ,また本症婦人にビタミンEを投与して比較的良好な効果を認めたので茲に報告する。
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