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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻6号

1958年06月発行

薬剤の臨床

トリコモナス腟炎に対する2-acethylamino-5-nitrothiazole経口投与の効果

著者: 鈴木康弘1 吉元昭治1 大内慶広1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.447 - P.451

文献概要

緒言
 周知の如くDonne(1836)が腟トリコモナス原虫を発見し,Hoehne(1916)がその病原性を唱えて以来,トリコモナス(以下トと略す)の研究は枚挙に遑がないが,その根治はなお至難の問題である。その理由の一つとして今日までの治療は結果からみて,尿道,膀胱,バルトリン氏腺,スキーネ氏腺に寄生,棲息するトを無視し,その駆除法が腟局所に限られ,全身療法が等閑に附されていたためでもある。最近,2-acethylamino-5-nitrothiazole一般名Aminitrozole (武田薬品提供)を使用する機会をもち,その臨床効果を観察したので,茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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