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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻6号

1958年06月発行

薬剤の臨床

婦人科領域の疼痛に対するSedes注の効果

著者: 山本文男1

所属機関: 1山口赤十字病院

ページ範囲:P.465 - P.467

文献概要

1.緒言
 一連のPhenothiazine系薬物を主剤とするいわゆる「遮断カクテル」が出現したのは近々数年の間に過ぎないが,強化,冬眠麻酔,術后の疼痛緩解並びにその他あらゆる面に広く応用され,近代麻酔学の主流をなして来た事は周知の通りである。われわれも従来Chlorpromazine (Winter-min),Promethazine (Pyrethia)及びDolantinを1:1:2の割合にしたカクテルを用い従来の麻酔に見られない種々の利点を得て来た。只,3剤の併用並びに麻薬使用と云う点で,その取扱上若干の不便を感じたが,最近塩野義製薬より,之等3剤中よりDolantinを除き,エチルヘキサビタール,アミノピリン分子化合体,アミノピリン及び塩酸パパベリンを配し,1剤にしてカクテルの形式を備えたS−200(Sedes)の提供を受けたので,従来のわれわれの用いた3剤併用時と比較してその効力を検討したのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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