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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻7号

1958年07月発行

症例研究

腹壁月経瘻の2治験例

著者: 有馬政雄1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.565 - P.568

文献概要

緒言
 技術の進歩,各種抗生物質の出現などにより帝王切開の適応範囲も漸次拡大されつゝあるが,反面これによつて起る弊害も皆無であるとは云い難く,後障碍として癒着,術後の腸閉塞,次回分娩時の子宮破裂などが指摘されている。腹壁月経瘻も起り得る障害の一つである。筆者は最近腹式帝切後に生じた腹壁月経瘻を2例経験したので茲にその大要を報告し,併せて2〜3の文献的考察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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