文献詳細
臨床統計
文献概要
I.緒言
最近の医学の進歩によつて死亡率は著しく改善されたが,未熟児の死亡率はどうであろうか。殊に未熟児哺育の様式は最近わが国に於いて大きく変りつゝあり,その結果は死亡率等に対してどう影響するであろうかは未だ将来の問題である。そこで従来の哺育様式での成績はどうであろうか。これについての報告は,わが国では未熟児が産科と小児科の境界領域なために比較的すくなく,殊に産科よりの報告はすくない。そこで,新しい哺育様式にうつる前に当科に於いて取扱つた過去7年5ヵ月間の未熟児の哺育成績をまとめ,且つ文献と比較してみた。
最近の医学の進歩によつて死亡率は著しく改善されたが,未熟児の死亡率はどうであろうか。殊に未熟児哺育の様式は最近わが国に於いて大きく変りつゝあり,その結果は死亡率等に対してどう影響するであろうかは未だ将来の問題である。そこで従来の哺育様式での成績はどうであろうか。これについての報告は,わが国では未熟児が産科と小児科の境界領域なために比較的すくなく,殊に産科よりの報告はすくない。そこで,新しい哺育様式にうつる前に当科に於いて取扱つた過去7年5ヵ月間の未熟児の哺育成績をまとめ,且つ文献と比較してみた。
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