icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻8号

1958年08月発行

臨床研究

保存血使用による血清肝炎の10例について

著者: 佐藤友義1 山屋浩一

所属機関: 1岩手医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.615 - P.618

文献概要

はしがき
 保存血液(銀行血)の利用は大量輸血を容易にしたが,いつぽう15〜20%に輸血后諸種の反応の発現があり,単なる「さむけ」「ふるえ」など軽度なものから,痙攣,肺水腫など重症なものに至るまで,多数の副作用が挙げられている。このうち最近とくに注目されてきたものに血清(輸血)肝炎がある。そしてNeefe(1954)は輸血あるいは種痘後,半年以内に起きるすべての肝炎症状はVir-us肝炎であるとさえ云つている。われわれも最近血清肝炎と思われる10症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら