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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科12巻8号

1958年08月発行

薬剤の臨床

Pregnanediolの臨床応用

著者: 有馬敬典1

所属機関: 1高山赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.627 - P.629

文献概要

緒言
 Zondek等1)が1945年Steroid hormones alle-rgy説を発表し,従来内分泌異常と思われていた疾患の一部がSteroid hormonesによる除感作療法により軽快すると述べて以来,諸家2)-8)により追試がなされ,1953年Heckel3)は所謂Steroidhormones allergyによると考えられる疾患を有するものに就いてSteroid hormonesによるSkin test及び除感作を検討しPregnanediolが最も良好なる成績を収めたと報じている。その后Simmons4)による追試が発表され,最近本邦に於ても尾島5),森7)その他8)によるPregnanediolの臨床効果に就いての報告がある。私も田辺製薬よりPregnanediol(Diol錠,Diol懸濁液)の供与を受け追試した結果,かなり良好なる効果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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