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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻1号

1959年01月発行

特集 三胎以上の複体妊娠例

三胎分娩及び四胎分娩の各1例

著者: 中津幸男1 北條弘1

所属機関: 1同愛記念病院産婦人科

ページ範囲:P.8 - P.13

文献概要

はしがき
 多胎分娩の中,三胎分娩に就いてはその報告は必ずしも稀ではないが,四胎分娩については本邦では明治36年,磯山が之を報告して以来戦前に15例,戦後では村上(1948),小片(1953),藤原(1956)による3例が報告されているにすぎない。
 われわれは最近一妊婦の腹部レ線撮影に当り意外にも三胎妊娠の存在を証明し,次いでその妊婦につき,分娩前に数回撮影を反復することにより,各胎児の胎位,胎向,胎勢並びにそれ等の変化を追究観察し,次いで分娩時,連続撮影を行うことにより,分娩の推移による各胎児の胎勢の変化乃至先進部下降の状態等を鮮明するを得,其の後更に四卵性と思われる極めて稀な四胎妊娠の1例を経験したので,以下これ等を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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