文献詳細
臨床研究
文献概要
緒言
妊娠分娩及び産褥時に突発する急性肺水腫は少いが子癇,常位胎盤の早期剥離等と共に重篤な合併症である。妊娠中毒症性肺水腫は昭和15年屋代氏に依つて提唱されその後白木元東大教授はじめ数氏の報告があるが,最近安井博士はその2例の帝切治験例を報告されている。われわれも本症の8例の治療経験を報告し併せて文献症例44例と合せた52例について考察を試みた。
妊娠分娩及び産褥時に突発する急性肺水腫は少いが子癇,常位胎盤の早期剥離等と共に重篤な合併症である。妊娠中毒症性肺水腫は昭和15年屋代氏に依つて提唱されその後白木元東大教授はじめ数氏の報告があるが,最近安井博士はその2例の帝切治験例を報告されている。われわれも本症の8例の治療経験を報告し併せて文献症例44例と合せた52例について考察を試みた。
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