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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻1号

1959年01月発行

文献概要

薬剤の研究

婦人科領域に於ける尿路感染症に対するウロサイダルの治験

著者: 高銓煙1 福屋武俊1 本田精也1

所属機関: 1熊本大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.59 - P.64

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緒論
 化学療法剤中で最も古く最も大きな役割を演じていたSulfonamide剤は,近時一連の抗生物質の発見,普及により,影が薄くなっていたが,これら抗生物質にも時に副作用(アナフィラキシーなど)があり,耐性菌の発生することもあり,更にSulfonamide剤の改善により,その価値が今や再認識されつつある,最近その効果も各抗生物質に勝るとも劣らない新しいSulfonamide剤として登場したUrocydalはすでに英国に於いて尿路感染症の治療に広く用いられ,次いで米国に於いてもN.N.R.(1957)にSulfamethiazoleとして収載され,その優秀なる臨床効果が確認されている。本Urocydalは次の如き構造式を有する無色無臭の粉末である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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