文献詳細
薬剤の研究
文献概要
緒論
化学療法剤中で最も古く最も大きな役割を演じていたSulfonamide剤は,近時一連の抗生物質の発見,普及により,影が薄くなっていたが,これら抗生物質にも時に副作用(アナフィラキシーなど)があり,耐性菌の発生することもあり,更にSulfonamide剤の改善により,その価値が今や再認識されつつある,最近その効果も各抗生物質に勝るとも劣らない新しいSulfonamide剤として登場したUrocydalはすでに英国に於いて尿路感染症の治療に広く用いられ,次いで米国に於いてもN.N.R.(1957)にSulfamethiazoleとして収載され,その優秀なる臨床効果が確認されている。本Urocydalは次の如き構造式を有する無色無臭の粉末である。
化学療法剤中で最も古く最も大きな役割を演じていたSulfonamide剤は,近時一連の抗生物質の発見,普及により,影が薄くなっていたが,これら抗生物質にも時に副作用(アナフィラキシーなど)があり,耐性菌の発生することもあり,更にSulfonamide剤の改善により,その価値が今や再認識されつつある,最近その効果も各抗生物質に勝るとも劣らない新しいSulfonamide剤として登場したUrocydalはすでに英国に於いて尿路感染症の治療に広く用いられ,次いで米国に於いてもN.N.R.(1957)にSulfamethiazoleとして収載され,その優秀なる臨床効果が確認されている。本Urocydalは次の如き構造式を有する無色無臭の粉末である。
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