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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻11号

1959年11月発行

文献概要

臨床研究

子宮筋腫患者の不妊原因について

著者: 大谷善彦1 四方田貞任1

所属機関: 1九州厚生年金病院産婦人科

ページ範囲:P.955 - P.957

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Ⅰ.緒言
 子宮筋腫患者が屡々不妊であることは周知の通りで,本症患者の不妊原因については,腫瘤の発育増大による子宮腔の変形,ひいては卵の着床や発育障害,子宮粘膜の変化,出血や帯下の増加による精子の侵入障害,卵管や卵巣の続発的変化等があげられているが,その主役を演ずるものが何であるかは必ずしも明らかでなく,今村は氏の詳細な研究で,卵管の変化こそ最も重要であるといつている。私も当院で手術した77例の既婚子宮筋腫患者について,卵管,卵巣,及び子宮腔の形状等を調査したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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