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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻11号

1959年11月発行

臨床研究

精液層と精子分布について

著者: 安武豊志男1 山川祐1

所属機関: 1日本鋼管鶴見病院産婦人科

ページ範囲:P.959 - P.962

文献概要

Ⅰ.緒言
 不妊要因の研究と診断の規模が益々広範囲に,しかも精密になるにつれて,クリニークに於ける検査人員の組織化と仕事の分担とが必要になつてきている。従つて各部門に於ける熟練度は,成績の統合と機微なる異常性を発見する上に,その最終判定に大きく影響するもので,異常と認められた者が妊娠したり,正常と認められるものに不妊があつたりする点については,検査成績の絶対性につき尚検討の余地ありとせられるところである。
 精子の運動性を顕微鏡直視下に測定するには,1)運動精子の計数2)運動の程度(He-rman & Swanson, Belonoshkin, Hotch-kiss分類)3)運動の様式(前進,回旋,振子運動)4)定距離到達能力5)運動継続時間6)運動速度を求める必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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