icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻11号

1959年11月発行

診断と検査法

産婦人科領域における血中Malignolipin証明法の検討

著者: 岡村靖1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.997 - P.1000

文献概要

Ⅰ.緒言
 昭和33年7月日本生化学総会において,三重県立医大神前教授は,悪性腫瘍組織から,従来全く知られていなかつたPorphyrinに親和性を持つ新しい脂質を結晶として抽出し1)2),これを"Ma—lignolipin"と呼ぶ事を提唱され,その血中証明法3)によつて癌患者では全例陽性,非癌患者および健康者ではすべて陰性と云う成績を発表された4)
 私は直ちに,神前教授の血中Malignolipin証明法に厳重に則り,別表の様な九大産婦人科学教室入院の各種患者,妊婦,および健康婦人に施行し,検討を加えたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら