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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻11号

1959年11月発行

症例報告

10ヵ月生児を得た部分性胞状奇胎の1例

著者: 森本正昭1

所属機関: 1日本医科大学第一医院産婦人科学教室

ページ範囲:P.1014 - P.1016

文献概要

Ⅰ.緒言
 胞状奇胎に胎児が共存した例は外国ではBoi-vin,Hildebrand,Kopffer,Davis,Berry1), Tay-ler2)らの報告があり,我が国では志田,三宅,舟木3),大石4),丸田5),藤田6)ら,最近では斉藤7),尾形,五十嵐8)らの報告があるが10ヵ月の生活可能児を得た例は極めて稀で,外国でDüpmann,Rose, Gans, Maklary-Mayer, Krone9), Brown10)らの8例があるのみで,我が国では未だその報告を見ない。私は最近妊娠10ヵ月で部分性胞状奇胎を認め,且つ目下順調に成育しつつある生活児を得た1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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