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文献概要
特集 子宮癌診療の進展 診断
コルポミクロスコピーの現況
著者: 増淵一正1
所属機関: 1癌研究会附属病院婦人科
ページ範囲:P.1075 - P.1081
文献購入ページに移動Ⅰ.はしがき
子宮頚癌の臨床にあたつて今日痛感される最も大きな事実は,早期の症例が著しく増加して来たということである。
嘗ては肉眼視診及び触診に基いて組織検査を施行することで足れりとされた時代もあつたが,今日のように,いわゆる臨床前期あるいは不可視癌と称される早期症例に対しては前時代的な肉眼診断法は殆んど無能となつて来たのは当然といえる。
子宮頚癌の臨床にあたつて今日痛感される最も大きな事実は,早期の症例が著しく増加して来たということである。
嘗ては肉眼視診及び触診に基いて組織検査を施行することで足れりとされた時代もあつたが,今日のように,いわゆる臨床前期あるいは不可視癌と称される早期症例に対しては前時代的な肉眼診断法は殆んど無能となつて来たのは当然といえる。
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