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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻12号

1959年11月発行

特集 子宮癌診療の進展

治療

子宮癌にたいする化学療法の現況

著者: 竹内正七12

所属機関: 1東京警察病院産婦人科 2東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1135 - P.1148

文献概要

Ⅰ.序論
 子宮癌にたいする制癌剤の臨床応用は余り活溌ではない。それは,手術と放射とが治療法の主流をなし,しかも他臓器の癌に比し,これらの療法ですでに,かなり秀れた治療成績をあげており,一方では,化学療法の悲観的見解にも支配されているためと思われる。
 しかし,手術にせよ,放射にせよ,局所療法の域を出ないのであるから,子宮癌が全身的疾患として取扱われなければならない限り,化学療法に期待する以外にはないことは自明である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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