icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻2号

1959年02月発行

実験的研究

非妊・妊娠・授乳各期に於けるウサギ臓器Alkaline Phosphomonoesteraseに対する諸種物質の影響について

著者: 藤井久四郎1 加藤宏一1 神山善三1 大条景一郎1 西望1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.131 - P.134

文献概要

緒言
 アミノ酸によるAlkaline Phosphomonoes-teraseの賦活並に阻害様式の報告1)2)3)は,数多くあり,赤松4),麻生5)により理論的に解析せられた。更に麻生6)は,Dipeptide,Tripeptideがアミノ酸と同様此の酸素に対し賦活作用がある事を認めた。此のTripeptideの賦活作用の実験で,より高次のPolypeptideとして,CaseinによるApo—酵素活性能を検している。其の結果,Caseinは賦活性能極めて弱く,且つその作用機序の説明は不能であると述べている。われわれは乳汁分泌とAlkaline Phosphomonoeste-raseとの関係を追及するため,このCaseinの影響をウサギ各臓器Phosphataseについて検べた。更に同じ高分子蛋白質として,Prolactin,Albumin等の影響を検べたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら