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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻3号

1959年03月発行

文献概要

総説

子宮活性(Uterine activity)の臨床

著者: 村井秀夫1 一条元彦1 氏家康秀1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.215 - P.225

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緒言
 子宮の示すcontractility・tonicity或いはsensibility・responsibility…等をひつくるめてuterine activityと呼ぶならばこのuterineactivityは常時不断に変調されつゝ,生体諸反応や,婦人性周期に参画していることが知られている。その全貌は,機械説,化学説,ホルモン説,自律神経説等々の学説の擁する多様性の故もあつて,尚解決されていないが,近時分子生理学(molecular biophysics),や電子生理学(elect-ronic biobhysics)の発展また動的morphology動的biochemistryの進歩は漸くactivityの本態を解明する端緒を与える事が期待され,他方uterine activityの臨床への活用が技術的に次第に可能性を増しつつある。このような事態に刺激されてelectrogram, mechanogramに依るuterine activityの臨床像につき,最近の趨勢及び将来の動向を総説して見た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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