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総説
子宮活性(Uterine activity)の臨床
著者: 村井秀夫1 一条元彦1 氏家康秀1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.215 - P.225
文献購入ページに移動子宮の示すcontractility・tonicity或いはsensibility・responsibility…等をひつくるめてuterine activityと呼ぶならばこのuterineactivityは常時不断に変調されつゝ,生体諸反応や,婦人性周期に参画していることが知られている。その全貌は,機械説,化学説,ホルモン説,自律神経説等々の学説の擁する多様性の故もあつて,尚解決されていないが,近時分子生理学(molecular biophysics),や電子生理学(elect-ronic biobhysics)の発展また動的morphology動的biochemistryの進歩は漸くactivityの本態を解明する端緒を与える事が期待され,他方uterine activityの臨床への活用が技術的に次第に可能性を増しつつある。このような事態に刺激されてelectrogram, mechanogramに依るuterine activityの臨床像につき,最近の趨勢及び将来の動向を総説して見た。
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