文献詳細
薬剤の臨床
文献概要
1.緒言
腟Candidaは産婦人科外来患者の17.6%,妊婦では21.4%に認められる1)。その総てが臨床症状を現すわけではないが,一部には外陰掻痒感,帯下の増加等の原因をなしている場合があり,腟Candida症の治療は産婦人科外来診療上の重要なテーマの一つとなつている。
腟Candida症の治療には従来トリコマイシン2),醋酸フェール水銀2),マーゾニン2),逆性石鹸2),ナイスタチン3)等が用いられているが,何れもかなりの治療日数を要し,速効的な治療効果は期待出来ない現況である。
腟Candidaは産婦人科外来患者の17.6%,妊婦では21.4%に認められる1)。その総てが臨床症状を現すわけではないが,一部には外陰掻痒感,帯下の増加等の原因をなしている場合があり,腟Candida症の治療は産婦人科外来診療上の重要なテーマの一つとなつている。
腟Candida症の治療には従来トリコマイシン2),醋酸フェール水銀2),マーゾニン2),逆性石鹸2),ナイスタチン3)等が用いられているが,何れもかなりの治療日数を要し,速効的な治療効果は期待出来ない現況である。
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