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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻4号

1959年04月発行

文献概要

薬剤の臨床

Emaform(乳化Quinoform)のCandida殺滅作用に関する実験的研究

著者: 谷村孝1

所属機関: 1国立京都病院産婦人科

ページ範囲:P.319 - P.321

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1.緒言
 腟Candidaは産婦人科外来患者の17.6%,妊婦では21.4%に認められる1)。その総てが臨床症状を現すわけではないが,一部には外陰掻痒感,帯下の増加等の原因をなしている場合があり,腟Candida症の治療は産婦人科外来診療上の重要なテーマの一つとなつている。
 腟Candida症の治療には従来トリコマイシン2),醋酸フェール水銀2),マーゾニン2),逆性石鹸2),ナイスタチン3)等が用いられているが,何れもかなりの治療日数を要し,速効的な治療効果は期待出来ない現況である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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