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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻4号

1959年04月発行

薬剤の臨床

Tristeroid hormone,Meprobamate混合剤の生物学的並びに臨床的検討

著者: 藤井久四郎1 橋口精範1 安藤晴弘2 小林修3

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室 2慶応大学医学部医化学教室 3帝国臓器製薬株式会社

ページ範囲:P.335 - P.342

文献概要

1.はしがき
 estrogenを単独に比較的長期にわたつて使用するとき,黄体が存在しない場合はその作用が強くあらわれすぎて子宮及び乳腺に異常をおこすことがあるのは周知のことである。この副作用を除くために従来estrogenとandrogenとの混合投与が行われているが,更にgestagenを加える方がより生理的に近い組合せと考えられる。特に更年期様症状,月経困難症などに対しては,精神安定剤を併用すると更に効果的ではないかの想定の下に,これら3種のSteroidとMeprobamateを混合する研究をはじめた。
 私共はTristeroid homone, Meprobamate混合剤について生物学的作用並びに産婦人科領域に於ける応用を試みた結果を報告する。混合比率は表1に示した通りである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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