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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻4号

1959年04月発行

症例報告

臍帯過度捻転の1例

著者: 杉山英夫1 安部徹良1 白岩志郎1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.359 - P.364

文献概要

緒言
 Beardは,臍帯の捻転は左程重要ではないが自然界の謎の中の興味ある問題である,と述べているが,捻転も過度になると子宮内胎児死亡の一因となり得る事が1838年d'Outrebontに依り既に報告されている。本邦でも1917年に菅野が浸軟児にみられた病的捻転を発表して以来凡そ30数例の報告が散見されるが比較的稀なものである。われわれも臍帯の過度捻転に依ると思われる胎児死亡の1例を経験したので茲に報告し,同時に文献的考察を加えたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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