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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻4号

1959年04月発行

文献概要

症例報告

未分化胚細胞腫の1例

著者: 笠島欣一1

所属機関: 1秋田赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.371 - P.372

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緒言
 本腫瘍は過去の文献に於ては本態が不明なためgrosszelliges Rundzellenkarzinom, alveolä—res Sarcom, Embryonal karzinom等種々の名称で報告されたが1930年Rebert Meyerに依り,性的分化を遂げない性器腺細胞から発生した胚細胞腫の一種なる事が明らかとなり,Disger—minom未分化胚細胞腫と命名せられた。顆粒膜細胞腫,男化胚細胞腫及びBrenner腫瘍と共に充実性卵巣腫瘍中特異の地位を占めるものである。本腫瘍は茲大秋山の調査によれば全卵巣腫瘍の1.8〜0.4%を占めるとされ,比較的稀とされている。最近その1例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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