icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻5号

1959年05月発行

文献概要

臨床研究

乳汁分泌と超短波間脳透射による間脳機能検査

著者: 八木文夫1 潤田嘉朗1 酒井和之1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.423 - P.428

文献購入ページに移動
I.まえがき
 哺乳刺戟の脊髄神経伝導路離断による無効実験(Eayrs & Baddeley,19561);藤井,上野,19572)),授乳による下垂体前葉のProlactin放出(Reece & Turner,19363);藤井,岡本,19572)),視床下部の破壊による泌乳の廃絶(藤井,斉藤,寿田,19572)),授乳又は視床下部刺戟と射乳実験(Cross & Harris,19524);清水他,19565);藤井,黒坂,19572)),乳頭刺戟と子宮収縮の関係(Lóránd & Asbót,19526);藤井,寿田,19572)),授乳と抗利尿現象(Cross,19517);藤井,吉村,19572)),などの一連の事実から泌乳が間脳・下垂体・乳腺系の連鎖的機能によつておこる現象であることが推定される。この報告では間脳の機能性と泌乳との関係を臨床的方法で追求しようと試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?